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製品情報 > 測定原理(JIS法BOD5と測定BODの比較)
測定原理

 ◎JIS法BOD5と測定BODの関係

現在稼働中の活性汚泥を使って、その活性汚泥の原水を測定する場合には、概ね、以下に示すような関係になります。

活性汚泥の教科書(「公害防止の技術と法規」水質編・・・監修 通産省環境立地局)には、活性汚泥に必要な空気量(酸素量)の計算式は以下のように記述されています。
  XaLrbSa   ・・・(1)式
   X:必要酸素量[kg/d]Lr:除去BOD[kg/d]Sa:エアレーションタンク内汚泥量[kg]
   
a:除去BODのうちエネルギー獲得のため利用される割合 0.350.55
   b:汚泥の内生呼吸に利用される割合 0.050.24

aLrは曝気槽内で汚泥が汚濁物(BOD成分)を摂取して、即BOD成分を酸化分解する酸素量に対し、bSaは曝気槽内で汚泥が汚濁物を摂取したのち、BOD成分を別の形に変えて一旦体内に蓄積したものを、生体の維持(増殖に使われるものを除く)のために使用する酸素量を表すものです。

bSaの部分は、曝気槽の滞留時間で均一な速度で分解される成分なので、分解量のキャパシティ以内であれば、速やかに廃水からは除去される成分です。一方aLrの部分は、原水のBOD成分と汚泥の活性で決まる分解速度で、曝気槽入口から出口までの滞留時間(反応時間)で、酸化分解されていく反応量なので、原水からの流入量が反応量以上であれば、処理水に流出します。したがって、活性汚泥がBOD成分を除去する速度を検討する場合には、aLrのほうが重要なファクターになります。

aLbSの割合は、TS法での測定値との対応は下図のようになります。
  図2-2-2:原水BOD5とBODtsの関係

◎原水のBOD
 活性汚泥の混合液を使って、その活性汚泥の原水のBODを測定する場合においては、BODTSとBODは以下のような関係になります。
     F・BOD≒F・BODTS+V・ASact
     但し、ASact(呼吸による酸素消費速度)[mg/l/min]
        F(原水処理量)[m3/min]
        V(曝気槽容量)[m3]
   ASactは、活性汚泥混合液中の残留BOD≒0mg/l時の、混合液の酸素消費速度で、
   TScheckerの測定では、Step2-1の工程のDOが減少する傾きから求めることができます。
 例えば、曝気槽容量V=1000m3、原水処理量F=1000m3day0.694m3/minのとき、
  BODTS600[mg/l]、ASact0.25[mg/l/min]→BOD960[mg/l]

◎処理水のBOD
 活性汚泥の処理水BOD測定においては、処理水は活性汚泥で処理されたものであり、BODTSは同じ活性汚泥を使って測定するものなので 、活性汚泥が良好なときでも処理できない分解速度の非常に遅い成分のBODは測定できない。通常このような分解速度の非常に遅い成分 は原水中のBOD成分の数%程度含まれており、それが活性汚泥の処理限界となる。BOD5とBODTSの相関において、この部分(α )は下駄をはいた部分となり、処理未了成分に上乗せさる。下駄の部分は原水の質により異なるが、相関性や繰り返し測定精度は十分にあり、検量線の作成により、BODTSからBOD5を推定できる。


  ◎TS測定値と汚泥の活性の関係
   汚泥の活性が小さくなると、分解速度の遅い成分は、さらに分解速度が遅くなるため、短時間では測定できなくなるので、
BODTSとしての測定値が小さくなる。当該活性汚泥での状態が良好なときの基準液の分解速度を基準として、測定時の汚泥活性度とBODTSBOD5の関係   は、原水の成分などで異なるが、概ね、図2-2-4のような関係にある。
       図2-2-4:汚泥の活性とBOD5とBODtsの比率
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