ホーム会社概要製品情報技術サービス地図問い合わせサイトマップ
製品情報 > 測定原理(1-2)
測定原理

 1.測定の原理
1-2.「測定BOD」(BODTS)について
◎「測定BOD」が正確にはかれるための最低条件は、『汚泥が健全であること』 です。
◎JIS法BODと3StepDO解析法の「測定BOD」との関係

測定BODは微生物が汚濁物を分解するに要した酸素量を測定量とするので、測定原理そのものはJIS法のBODと同じです。このことはCODTODTOCのような他の水質測定法とは本質的に異なるもので、JIS法のBODとの相関性は他の測定法よりはるかに良好になるのは当然です。
JIS法のBODBOD5)との違いは、BOD5は低濃度の微生物で低濃度のBOD(栄養源)を、5日間もの長い時間をかけて分解した、いわばバッチ反応の結果に対し、TS法で求められた測定BODBODTS)は高濃度の微生物で連続添加されている状態の汚泥で30分間〜数時間の短時間で分解する連続平衡状態の反応結果です。
BOD5では、微生物により摂取されたBOD(栄養源)は、即エネルギーとして分解される部分はもちろん、あらたに栄養源が追加されないので、一旦微生物体内に蓄積される栄養源も、5日間の間に、生体維持や増殖→食物連鎖などにより、概ねエネルギーとして測定されます。
これに対し、TS法で測定されるBODtsは、微生物が栄養源を摂取し、即エネルギーとして消費する酸素量を測定し、一旦微生物体内に蓄積された栄養源は測定されません。したがって、通常は、BOD5BODtsとなり、BODtsBOD5は栄養源の成分により異なり、デンプンのようなものでは0.1程度、グルコースでは0.20.4、メタノールのような低分子の有機溶剤では0.50.8程度ですが、測定に使用する汚泥の種類や状態にも大きく影響されます。現在稼働中の活性汚泥を使って、その活性汚泥の原水を測定する場合には、概ね、1-4.JIS法BODBOD5)と測定BOD(BODts)の関係 に示すような関係になります。

ページの上へ
◎活性汚泥処理運転に必要なBOD値

 活性汚泥処理におけるBOD除去は
@微生物に摂取→即エネルギーとして分解
A微生物に摂取→一旦微生物体内に蓄積され、内生呼吸として消費
B微生物に摂取→増殖に使用され、余剰汚泥として排出
C活性汚泥に付着吸着されるSSに起因するBOD成分、曝気槽内を循環し最終的にはAまたはBとして系外に排出

@〜CのBODは、活性汚泥処理において処理過程が異なります。すなわち、
@は直接的に処理対象となるBOD量(TS法ではBODts)で曝気槽滞留時間内(5hr10hr)で分解されなければならないBOD成分。未処理であれば処理水中の溶解成分として系外に排出される。
Aは、曝気槽内で汚泥が滞留している間に、内生呼吸酸素消費速度(TS法ではASact)として、ほぼ一定の反応速度で酸素消費されていくBOD成分で、汚泥が摂取できる能力(最大の内生呼吸による消費速度×曝気槽滞留時間)までは、速やかに摂取され排水からは除去されるので、曝気空気量さえ不足しなければ、処理水への直接的な影響はない。
B、Cは、処理水への直接影響はない。

活性汚泥処理運転に重要なのは@のBOD量で、原水の負荷変動や分解性で速やかに処理水質に影響するので変化に応じて運転条件を変える必要があります。Aは過剰でない範囲では余剰汚泥の引き抜きと一定分解速度の分解速度でバランスするもので、沈殿槽からSSが流出する場合はBODが高くなるが、処理運転上はASact(内生呼吸による酸素消費速度)が大になったものとして曝気空気量を全体的に増加することで対応できる。

ページの上へ
ページの上へ

Copyright (C) 2004-2005 株式会社 小川環境研究所 CO.,LTD. All Right Reserved